2012-08-12 松波太郎「西暦二〇一一」【A-】 伝承と現在が交差したときタイトルが切ない。私が読んだ最近の純文学では傑出。もうすこしだけ長くて良い気もしたが、以前この作家に感じた粗雑はなく、難しい題材を軽やかに描いている。